私の真ん中

甘いものが好きです。

街灯、イメージ、落下する。

もう少しわたしに言葉の才能があれば今にも溢れ出していくイメージを一つ残さず全部救い出せるのに、昨日の夜のあの信号の風景とかぶうああと心の中心から何かが湧き出すのを感じているのにどんどん地下に落ちていってしまうそして忘れていってしまうもった…

地下、遠恋

好きな人がすべてだった彼の言う言葉一つで世界の色が変わったあたしが今いる暗い部屋も目を閉じれば桜だって咲き誇るだろうにそれくらい不安定な世界で生きてる誰かにすがりついて泣いたっておかしいことはないよでもあたしはずっと動けない呼吸と笑い方さ…

不似合いな黒

白線からはみ出してはいけないんだと笑った。彼女のその言葉を信じて歩き続けた。あれから二年経って、私の嫌いな冬が近づく。今年のコートは何にしようかと語る人たちを通り抜けて、私は去年買ったニットを取り出した。音楽にも洋服にも、当時好きだったも…

鋭敏な青

私はひとりぼっちの暗い夜が嫌い真っ赤な色が好き。そしてそれが自分に合うと思っている。青い人、夜に紛れる人。きっと私は勘違いをしていて君も私も何色にだって染まっていけるんだってでもその消えちゃいそうな姿を見ていたかった私の目はもうすぐあなた…

その視線の先に

よく喋る人が苦手だ、何を思っているかわかってしまうから。君は全く話さなかったから私は傷を増やさずに期待を膨らませたでもその目はいつも遠くを見ているようで私じゃない誰かをいつも追いかけてたそのように見えた。そう思いたいだけ。私はやっぱり見ら…

恋をしてる

どれだけ遠くにいったって いつだって傍にいてくれてしまうのだと 夏が来たのだから夏のせいにしてしまっていい そうして私たちは生きていくんだよって 間違えることが正しいって、よく意味がわからなかった。 あなたの生き方はいつだって間違っていたけれど…

まなつのゆめ

私は君の知らないたくさんの気持ちいいことをしてきたけれど きっと知らない方が幸せだと思う あのラインの向こう側、 私が軽蔑する世界。 満たされるために我慢する必要があって 火傷の跡をなぞって微笑む私はまだ弱い者なんだろうな 真夏、そろそろ秋に注…

歩け、

もうすぐ夏だと言うのに 私は大好きな音楽を聞いて歩きながら泣いていた Tシャツに涙の跡がついていた なんだかみっともなくて笑えてきたんだ なんて言葉に表したらいいのかわからなくて でも一生忘れてやんないからって気持ちと 傷跡になんてしたくないっ…

深夜潜水

寝れないから日記を書いて、 心を少し軽くするつもりでいたの。 でもいろんなことを思い出して 笑って泣いて、ばかみたい。 真夜中のプールに潜り込めたらって そんな妄想ばかりしてた きっと冷たくて入れない 風邪をひいて後悔するんだろうな わたしはあた…

日常

頭痛とケンカをした外で車の音がした隣人が聞くラジオの欠片の音と、洗濯物を取り込むときのほのかな香りが全てだった。どうかいなくならないでと言える相手がいることって、それ自体もう素晴らしいような気がしてとっても恰好が悪いのだけれど私は憧れてい…

急行電車

冷房の風で髪が揺れる車内で 窓に映る自分の顔を笑って 新宿の夜はとても明るくて 空だけが勘違いをしたように思えた。 私は満たされたい。と泣いた、 声にもならないままで ズキズキと痛む身体を支えて ひとりぼっちへと足を進める。 毎晩君の腕の中で寝れ…

私は誰の一番でもない。 私の一番だって私ではない。 自由なんていらない、 持て余して結局は捨ててしまうから。 誰かに会いたい、どこにも行きたくない。 君が隣にいてくれればそれだけで。 世界は少し優しく回る。と考えている。 浮いているんだよ、わたし…

変化

夜に染まることはなくなった、 気づいたら朝になっているんだ。 それはとても幸せなことで 私は少しばかりの愚痴に知らんぷりをして満員電車に乗った 流れる景色とガタガタとなる窓を見ていると 君もきっとあの遠くの彼方で生活をしているのだろうと思う 踏…

ウソツキ

呪いをかけられてしまった。 大好きな君から、その口が、声が、私の耳と心に。 これは普通なんかじゃない 私の求めていた現実ってこんなものだったのか 夢って叶うとあっけないもんだね 私、春ってもっとあったかいと思ってたんだ。 こうやって錆びれていく…

明日には

部屋の中が空っぽになる溜めこんだくだらないものがいなくなる私は普通に近づいていて君の嫌いなところだってどうにか理解できそうに思える新しい世界なんてあってないようなものだしあなたのことを嫌いにだってなれやしない桜が咲いてしまったら、春はもう…

匂い

好きだからいい匂いなのか、 いい匂いだから好きなのか、 どっちかわからないけどどっちでも正解な気がする あなたの匂いが染みた布団に潜って もう思い出になってしまった記憶を辿っている とても小さな世界だ 奇跡、なんだろうな。 私は、あの時も今も泣い…

君と見た月

何もできない小さな私だそれなのに君たちは笑いかけてくれる 他人に生かされてるどうしてあなたたちは私なんかのためにしてくれるんだ 不思議で仕方ない甘い苺が心に沁みたように 大好きな音楽を聞けない夜があっても君が隣にいてくれた方がいいや 解離が始…

愛してくれないで

最後に笑うのは良くない癖だ君のせいで私は今夜も眠れなかったというのに 湿っぽい部屋に寝っ転がって何もしたくないと考えるだけの日だ モノクロを愛する人はいつも足りないことに飢えている 満たされたら終わってしまうことをあたしは彼に教わった。 ギタ…

あたしのモニカ

部屋とキッチンの往復で、 ノートパソコンとずっと睨めっこしていたの。ツイッターを覗けば増える、妬みや恨みに近いもの。 全部私のせいでもあるけれど、そんなこと考えている場合じゃなかった。 ちゃんと答えを見つけて、それを言葉で表現した。 今の私に…

明日

二年前の君に会えたらなんてふと考えていたけれど二人で生きていく優しさをあたしはまだ持ち合わせていない少し冷えた部屋の空気も朝を待って眠れない夜の明かりもあの時によく聴いていた曲は君を思い出してしまうから、聞かない。何か変わったつもりでいて…

ヒトの夢

私は、君の腕の中で包まれて眠っていたことをようやく理解したんだ。何度起こされても離さなかった。こんな私をどう思っていたんだろう。 何度も何度も夢を見た。もう思い出すことも出来ないのだけれど、どこに現実があるのかわからなくさせるには十分だった…

眠れぬ夜

人を好きになると世界の色が違うように見えるらしい。そんな嘘みたいな話を信じては息をする毎日を繰り返して繰り返している。泣いて笑って落ち込んでは救われて、さっきの彼は今日の彼で塗りつぶしては忘れていくことに疑いもない。 この世界が一つしかない…

深呼吸

理想を深く沈めていた。私だけがわかるように、誰の手にも触れられないようにしていた。それでも底が抜けたかのように一瞬でかっさらわれた。私が抱いていたのは雲よりも軽いものだったみたいだ。こんなものに縛られていたんだと気づいた。少しずつ直してい…

新宿

わたしが泣きながら歩いたあの橋から見た景色は。こんなちっぽけな存在を中心として廻るような世界が。後悔も、屈辱も、今は。わたしだけに聞こえるラブソングは絶対にあなたには歌わせない眩しい光の下で生きるのは穴の開いた身体には難しくてそれでもそれ…

適当

生きていればいいそれだけで未来の私は許してくれる甘えてただけだろうなそうすることしかできないのだから頭が痛い。ズキズキする。ねえ、あなたは自分が自分だとどうしてわかるの。同じはずなのに違う気がする。考えている場合じゃない今はロボットの方が…

オレンジ

私が憧れていたのは、よく笑う彼女の顔と、なんでも染める夕焼けの色。 比較も矛盾もめんどくさいんだ 僕は君が好きだから君と生きる。 水が苦手な季節になって まだ雪も降ってやしないのに 春よ夏よ秋よと泣くのは 冬にとっても失礼かしら。 君の行動言動全…

ぬくい、ね。

また網戸が外れてしまったから、シャッターが中途半端にしかしまらない。暖房とハロゲンヒーターがあって、電気がついていて、サカナクションの曲が流れている。少し頭がぼーっとする。風邪ではないと思う。知恵熱がいい。その方がまだまし。自分の人生の中…

あたしのこと

日記です。卒論の仮提出が終わりました。動機息切れ、まるで求心のような状況で、震える指がキーボードを叩いては文字を繋げていきました。今も同じようなことをしているのに、心持ちが全然違うの。当たり前なんだけど。いちまんなんぜんじの文字と、なんじ…

花の命

眼鏡を外しても素直にはなれなかった泳ぐ視線の先あの子はどんな風に言うのかしら優しく押し倒して次にはキバヲムイテ私、悪いことしてる?水が足りないと嘆く、水が足りないと嘆く。私がもう少し咲くためにもっと水をちょうだいな。

私は嘘がつけない

私は私が嫌いだ、どうやったって裏返せやしない。ひとりぼっちではないのに夜にはどうしても勝てないんだ。幸せであることを認めたくない、こんなんで満足なんかじゃない。 私は嘘がつけない、 その銃で心は狙えやしないよ。