鋭敏な青
私はひとりぼっちの暗い夜が嫌い
真っ赤な色が好き。
そしてそれが自分に合うと思っている。
青い人、夜に紛れる人。
きっと私は勘違いをしていて
君も私も何色にだって染まっていけるんだって
でもその消えちゃいそうな姿を見ていたかった
私の目はもうすぐあなたを感じられなくなる。
構ってくれる人が好き。うるさい人は嫌い
言葉の汚い人は苦手、でも笑うときは目をくしゃってして。
ねえ。
言葉にしたくないの、
傷跡に残したくないの。
でもいつでも思い出せるように、
私の一部にするためには君を表現しなくちゃいけない
あたしの言葉で。あたしだけに伝わる呪いで。
私は春を知っている。満開の桜も、左手の温もりも。
赤信号と排気ガスの匂いと、
どうしたって愛してしまう東京の街を。
いろんなことを思い出しても、結局君に辿り着いてしまう。
私の幸せを表わすのは彼で、それはあなたからしたらとてもいびつだ。
次は間違えないとか、そんなのもうどうだっていいの。
私は君を一生愛し続けるだろうから、また来世で会おうね。
その時は。