私の真ん中

甘いものが好きです。

明日には

部屋の中が空っぽになる
溜めこんだくだらないものがいなくなる

私は普通に近づいていて
君の嫌いなところだってどうにか理解できそうに思える

新しい世界なんてあってないようなものだし
あなたのことを嫌いにだってなれやしない

桜が咲いてしまったら、春はもうすぐいなくなる。
私があんなにも願っていた未来は、
こんなにも簡単に明日としてやってくる。

匂い

好きだからいい匂いなのか、
いい匂いだから好きなのか、
どっちかわからないけどどっちでも正解な気がする

あなたの匂いが染みた布団に潜って
もう思い出になってしまった記憶を辿っている

とても小さな世界だ
奇跡、なんだろうな。

私は、あの時も今も泣いているけど。
理由は違うから安心していて

春が来てしまった
もう憧れではないんだ

君と見た月

何もできない小さな私だ
それなのに君たちは笑いかけてくれる

他人に生かされてる
どうしてあなたたちは私なんかのためにしてくれるんだ

不思議で仕方ない
甘い苺が心に沁みたように

大好きな音楽を聞けない夜があっても
君が隣にいてくれた方がいいや

解離が始まる前に手を打たなきゃいけないよな、
私は私でしかないのに
出来れば笑っていたいと思うのに

そうだなあ、できればみんなと生きたい
ひとりぼっちだと自分がわからなくなる

月が綺麗だと気づいたのは
きっと一人の時じゃないんだ

愛してくれないで

最後に笑うのは良くない癖だ
君のせいで私は今夜も眠れなかったというのに

湿っぽい部屋に寝っ転がって
何もしたくないと考えるだけの日だ

モノクロを愛する人はいつも足りないことに飢えている

満たされたら終わってしまうことを
あたしは彼に教わった。

ギターの音が聞こえてくる
私の大好きだった音楽が流れている

生を選んだのは私ではなくとも
いまを生きることに決めたのは私だ

ありふれた言葉で表現したくないのだけど
それくらいしか手段がない

私は結局誰の代わりでもあるし
あなたはあなたでしかないよ

あたしのモニカ

部屋とキッチンの往復で、

ノートパソコンとずっと睨めっこしていたの。

ツイッターを覗けば増える、妬みや恨みに近いもの。

全部私のせいでもあるけれど、そんなこと考えている場合じゃなかった。

ちゃんと答えを見つけて、それを言葉で表現した。

今の私に必要なことだけを見ていたかった。

まだやることがある。

自分でしたいと手をあげたことだから。

大変なんだけど、きっと忘れられない思い出になるだろう。

私はもっと達成感を得ないといけない。

少しずつ成長してきてるんだって言い聞かせている。

春には新しい洋服を着て、今まで歩けなかった外に踏み出すために。

大嫌いな君のことも少しは好きになれたかな。

大好きなあなたのことはもっともっと幸せにしたい。

生を諦めなかったこと、きっと明日の私が褒めてくれる。

私はとても愚かだけれど、君の知らないことをたくさん知っている。

消費するだけの生じゃない。春はもっと喜ばれるためにある。


私は大人になってからもずっと子どものままでいたいと願った。

きっと誰もがそう思っては老いていく。当たり前のことだった。

明日

二年前の君に会えたら
なんてふと考えていたけれど

二人で生きていく優しさを
あたしはまだ持ち合わせていない

少し冷えた部屋の空気も
朝を待って眠れない夜の明かりも

あの時によく聴いていた曲は
君を思い出してしまうから、聞かない。

何か変わったつもりでいて
大人にも子どもにもなれなくなってしまった

ごめんなさいもありがとうも
言える相手がいるうちに。

ヒトの夢

私は、君の腕の中で包まれて眠っていたことをようやく理解したんだ。
何度起こされても離さなかった。こんな私をどう思っていたんだろう。

何度も何度も夢を見た。もう思い出すことも出来ないのだけれど、
どこに現実があるのかわからなくさせるには十分だった。


もうすぐ私の誕生日がくる。22歳になってしまう。
この一年間を振り返れば、「人」という言葉が一番に思い浮かぶ。

憧れの人たちに近づけるようになれた
いつも遠くから見つめていただけなのに
気づいたらそばにいられるようになったんだ。

私はもう底辺ではないのかもしれない。
非日常を当たり前にする毎日だった。

世界は広いだとか、よくいうけれど、本当にその通りです。
この目で見れるものは、見ておきたい。
私の偏見はもう少し色を増やした方が、きっと甘くなるだろうに。

私を好きだと言ってくれる友達もいて
私といるのが楽しいと言ってくれる人もいる。

価値があるのだと思う。こんな私にも。
そうだ、だから今度は、
君たちの気持ちを壊さないような私にならないといけなくなるのだろう。
でもその方がいい、

孤独について悩むよりも、あなたについて悩んでいたい。

こんな日記を書いていると、まるでこの後に消えてしまうのではないかと自分でも心配になってくるんだ。

それでも○をつけてくれる人が増えてきたことと、
私の世界に色が増えてきたこと、

私はもう少し広い世界を見たいと願っているし
そのためなら苦しい思いも当然だろう。
理想が高いのは相変わらずだけど
君たちの普通を私も普通にしたいの。